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※台詞の前、夢主の名前はあだ名で表記しています
※会話文のみでお送りします



ヒソ「さてさて、このシリーズも三回目に突入だね◇今回はみんなでお絵かきだよ◆」

ゴン「“THE☆チキチキ”……?“お絵かき対決〜!”(ドンドンパフパフ〜)…………ねえヒソカ、チキチキってなに?」

キル「って、ゴンに言わせるのかよ……」

ヒソ「一緒に笛吹いといて、キルアもノリノリじゃないか◇」

キル「ヒソカが渡してきたからだろ!」

ルー「しかし、今の時期にハロウィンもポッ○ーの日もスルーしてこれかよ」

ヒソ「じゃあルーシャはハロウィンでボクにイタズラされたりボクとポッ○ーゲームしたりしたかったんだ?」

ルー「……いや、それはちょっと」

ヒソ「真剣に嫌そうなのが結構傷つくねェ◆」

イル「まあ一応季節感はあるよね。ほら、芸術の秋って言うし」

ヒソ「…………◆」

キル「兄貴が、芸術って……なんか似合わねー」

ヒソ「イルミからはかなり遠い言葉だよねえ◇」

イル「ちょっと、失礼なこと言わないでくれない?それならさっさと始めればいいじゃん。オレ結構絵心あるよ」

ルー「イルミが……絵心……?」

イル「お前に言われるのが一番腹立つんだけど」

ルー「はっ!私も絵には自信あるんだぞ。少なくともお前よりは上手いな」

「…………」「…………」

ゴン「さ、さっそく始めようよ!」

ヒソ「そうだね◇お題だけど、それぞれの似顔絵を描くっていうことで◆」

「はーい!」「うーい」「へーい」「……」

ヒソ「もう、元気いいのゴンだけじゃないか◇イルミに至っては返事すらしないし◆」

ルー「ほっとけほっとけイルミなんか。じゃあまず……ゴン!モデルよろしく」

ゴン「あっうん!わかった!」

ヒソ「じゃあそこの椅子に座って……◇」

ゴン「うう、なんか緊張するなあ」

キル「動くなよーゴン」

ゴン「わあーなんかキルア、それっぽい」

ヒソ「モデルのゴンも疲れるだろうから制限時間は15分だよ◇じゃあスタート◆」




〜15分経過〜




ヒソ「はーい、終了だよ◆」

ゴン「ふー、やっと終わったよ〜!じっとするのって意外と疲れるなあ」

ヒソ「お疲れさま◇みんなできたかい?」

キル「おー!オレばっちり」

ルー「私もまあまあ、かな」

イル「オレも……まあできた」

ゴン「わー!見たい見たい!」

ヒソ「そうだね、じゃあまず……キルアのから見ようか」

キル「おっ!オレか……結構自信作だぜ、どうだ!」

バン!

ルー「おお〜!」

イル「わあ、キル上手だね」

ヒソ「カワイイじゃないか◇」

キル「へっへー、だろ?」

ゴン「なんか絵柄がアニメっぽいね」

キル「うっ……いっつも兄貴のゲームとかアニメとか見慣れてたからか……」

ルー「いいじゃんかわいいって!すごくゴンらしいし」

ゴン「オレこんな感じ?」

ヒソ「うん、こんな感じ◇じゃあ次はボクのを見せようか◆」

バン!

「…………」

「…………」

「…………」

「…………」

ヒソ「あれ?キルアの時とリアクションが全然違うけど……変かい?」

ルー「いや、そうじゃなくて……コレ、15分で描いたんだよな?」

ヒソ「そうだよ◆きっちりはかっただろ?」

キル「すげえ、ゴンだ……ゴンがいる……」

イル「写真?」

ヒソ「そんなわけないだろ◇ちゃんと描いたよ◆」

ルー「お前……ホント器用だな」

ヒソ「一応褒められてるんだよね?これは◆」

ゴン「う、うん!みんなスゴすぎてビックリしちゃっただけだよ!」

ヒソ「なら良かった◇特にここの腰の部分なんかさ、かなり気に入っちゃってーーー」

ルー「ハイハイ次私なー。かなりいい感じで描けたと思うぞ!ほら!」

バン!

ゴン「…………!?」

キル「あ、……え?」

ヒソ「…………◆」

イル「なにこれ」

ルー「何って……分かるだろ。ゴンだよ」

ゴン「コレ……オレなの?」

ルー「?ゴンだろどう見ても」

キル「……あの、ルー姉、それ人の形を成してない」

ルー「……!?」

イル「何ビックリしてんのさ。誰がどう見ても人じゃないよコレ」

ヒソ「意外と絵は苦手なんだね、ルーシャ◆」

ルー「に、苦手じゃねーって!ほら、ゴンってこんなんじゃん!」

ゴン「オレって……こんななの?(ぶるぶる)」

キル「あ、あー大丈夫!ゴンは人だから!な!?こんな合成獣みたいな顔してないからな!!」

ルー「オイ失礼だぞキルア」

ヒソ「うーん、まあある意味上手いかもね◆よく言えば芸術的……かな?」

イル「全然違うって。ただの子供の落書きだよ」

キル「子供はこんなおぞましい顔描かないって」

イル「じゃあ子供以下だ」

ルー「そこの兄弟マジで黙れ」

ヒソ「えっと…最後行こうか◆イルミ、どうぞ〜◇」

イル「ハイ」

バン!

ルー「……!?」

キル「ぶっ……!」

ヒソ「……、……◆」

ゴン「………………」

イル「どう?少なくともルーシャよりは上手いと思うよ」

ゴン「う……っ、……」

ヒソ「くくっ…………◇」

キル「…………ぶはっ!」

ルー「ぶっ!はははははははははは!!なんだそれー!!?あははは、はっ!!」

キル「ちょ、ルー姉止めっ……ぶっはははははは!!」

ゴン「ひっ……お腹っ……痛い……!!」

ヒソ「ククク………ッ!!これは……◇」

イル「ちょっと、何笑ってんの?失礼だと思わないわけ?」

ルー「だってお前ソレ……顔がイルミじゃねーか!!」

イル「え?どこが?」

ルー「ぶふっ…そ、それだよその目…くっ!!」

キル「だ、ダメだゴンと兄貴が混ざって……あはははは!!も、もー無理っあははっははは!!!」

イル「…………(イラッ)」

ヒソ「…………、……◆」

イル「ちょっと、肩震わせて耐えてる方が余計腹立つんだけど」

ヒソ「じ、じゃあ次は……イルミ、モデルよろしく……◇(震え声)」

イル「……………………」

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