3/3 ヒソ「はい終わり◆15分経ったよ◇」 ルー「はー疲れた」 ヒソ「よし、早速みんなのを見ていこう◆まずはゴーン◇」 ゴン「はーい!」 バン! ヒソ「うん、ゴンらしいね◇」 ゴン「ルーシャは金髪だし、頭は黄色にしたよ!」 ルー「ありがとうな、ゴン」 ゴン「えへへ……」 ルー「(なんだろう、この可愛い子供をもった気分は)」 キル「ルー姉もあんまり人のこと言えねえな……」 ルー「なんだよキルア」 キル「べっつにー?」 ヒソ「次はイルミ、どうぞ〜◇」 イル「ハイ。あんまり描く気しなかったんだけど」 バン! ルー「……あれ?」 イル「何」 ルー「さっきよりマシ……?」 イル「は?」 ゴン「ほ、ほんとだ!オレの時より違和感がないよ!」 キル「ま、まあ上手い、とは言えない……けど……」 ヒソ「どうしたんだい、イルミ?いつものあの絵は◇」 イル「ヒソカまた刺されたいの?でもおかしいなぁ、一番手抜いたはずなのに……」 ルー「それはそれでどうかと思うが」 イル「見たくもない人間見ながら描いたんだからそうなるだろ、普通」 ルー「お前そんなに私のこと嫌い?」 イル「うん」 ルー「…………まあお互い様か、今更だしな(ピクピク)」 キル「じゃあ次オレねー!ルー姉もかなり描きやすかったぜ!」 バン! ゴン「さすがキルア!やっぱり上手!」 イル「……ん?でもさキル、ルーシャってこんなにスタイルよくないよ」 ルー「…………」 キル「だって女はボン!キュッ!ボン!だろ?いいじゃん、この方が」 ヒソ「まあ確かに、ルーシャは足は長いしスレンダーだけど、その分胸はないよね◇」 ルー「…………(スッ)」 ゴン「わ、わわわ謝ってヒソカ!!このままじゃオレたち吹き飛ぶよ!」 ヒソ「え、ボクだけかい?……えーとごめんね◇でもスレンダーでもルーシャのことは好きだよ◆」 ルー「…………(スッ)」 キル「収まった……」 ルー「別に本気でやるつもりはねーよ。みんな焦りすぎ」 ゴン「え?あ、な、なんだービックリしちゃったよ」 キル「(顔が本気だったじゃねーか……)」 ヒソ「(こういうところ似た者同士だよね、ルーシャとイルミ◇)」 キル「最後はヒソカだな」 ヒソ「あ、そうだね◆じゃあ……」 バン! ゴン「うわあ、すっごい美人……!」 キル「ルー姉黙ってれば絵になるよなー、ヒソカは上手いから尚更」 ルー「黙ってればって言うな」 イル「でもこっちはキルのと違って忠実だね」 ヒソ「当たり前じゃないか◆ボクはそのままのルーシャを愛してるんだから◇」 ルー「…………」 ヒソ「照れるなよ◆」 ルー「……照れてねーよ」 キル「え?ここでまさかの甘い展開?」 イル「ちょっと、鬱陶しいから止めてくれない?」 ルー「別にイチャついてる訳じゃねーだろうが!」 ゴン「わ、ルーシャ落ち着いて!」 □□□□ そんなこんなで、色々絵を描きあっているうちに、結局みんな疲れて途中で止めてしまいました。 でもオレはすっごく楽しかったです。普段しっかり見てない友達の顔の形とかを見て、ああみんなこんな顔してたんだなあって分かったから。 もしできるならまたやりたいなあ。 みんな個性的な絵ばっかりで面白かったし。イルミが描く絵は結局ぜんぶ顔が本人になってたけど、キルアの似顔絵は兄弟だけあってそっくりだった。ルーシャの絵もずっと怖いものばっかりだったけど、ヒソカの……なんていってたっけ……淵?の顔はとっても迫力があって上手だったんだ。 今日もらったみんなの絵は、ちゃんと大事にしようと思います。何年か経って、こんなこともしたな、って思い出せたらいいな。 ……そういえば、さっきから隣の部屋で変な音がするんだ。あそこは確か、みんなの絵が置いてあるところ。 なんだかすごく嫌な予感がするけど、とりあえず今から見に行って見ようと思います。それじゃあまた、みんなで集まろうね! おわり。 [前] | [次] 戻る |