2/3 ヒソ「ハイ、15分経過◆お疲れさま、イルミ◇」 イル「ん」 ゴン「まさか瞬きもしないなんて思わなかったよ……」 ルー「そのせいでだんだん目が血走ってくるのがまた怖いな……」 キル「兄貴は寝るときいっつもあんなだぞ」 ルー「え、マジで?」 イル「ちょっとそこ、何喋ってんの」 ルー「ハイハーイ。じゃあ今度は私からいきまーす。ほい」 バン! イル「……人の顔をなんだと思ってんの?」 ルー「似てるだろ!?」 イル「だから、顔のパーツは本来そんな配置じゃないから」 ルー「えー……雰囲気はいい感じだと思ったのに」 キル「ああ、雰囲気は……まあ似てるかも」 イル「え、何いってんのキル」 ゴン「確かに……イルミってこんな感じな気もする、かな?」 ヒソ「下手だけどなんとなく分かるね◇」 ルー「だろ!ただしヒソカ、下手は余計だ」 イル「嘘でしょ……普段オレのことこんな風に見てるの、みんな?」 ゴン「…………」 キル「…………」 ヒソ「…………◇」 イル「ねえなんで目そらすの」 ヒソ「さ、さあ次行こうか◆じゃあボク、ゴンのが見たいな〜◇」 ゴン「は、はーい!オレのは……これです!」 バン! ルー「おお、ゴンらしくていいな」 キル「兄貴っていうよりは猫?」 ヒソ「よく特徴を捉えてるね◇」 イル「ふーん、まあ子供っぽいけど……」 ゴン「えへへ……あんまり絵は得意じゃないんだけどさ、今回はこれでも頑張ったんだよ?」 ヒソ「イイよイイよ、とってもゴンらしさが出てて素敵な絵だ◆」 ゴン「ホント!?わーありがとう、ヒソカ!」 ヒソ「どういたしまして◇キミは素直でカワイイなあ……◆」 ルー「おい止めろその顔。ただでさえ変態なのに」 ヒソ「え?別に変な顔なんてしてないじゃないか◆」 ルー「ゴンを見る目が怖えんだよ」 キル「だよな……オレもさっきから思ってた」 イル「次は?」 ヒソ「流石のマイペースさだね◇じゃあ次はボクのを◆」 バン! ルー「び、美人……」 ゴン「うわー、やっぱり上手だねヒソカ」 キル「でもなんつーか、兄貴女みたい」 ヒソ「元々イルミって顔立ちが中性的じゃないがっ!」 ゴン「?どうしたの?」 ルー「お、おいやめろイルミ!早く針抜いてやれ!!」 キル「あ、兄貴!!」 イル「チッ……」 ヒソ「……アイタタ◇酷いなあもう◆」 ゴン「えーと……最後、キルアだね」 キル「ああ……。い、いくぜ……(ごくり)」 バン! キル「…………(チラッ)」 ゴン「…………(チラッ)」 ルー「…………(チラッ)」 ヒソ「…………◇」 イル「わあ、さすがだねキル。すごく上手じゃないか」 キル「ほ、ほんと?良かった!普段兄貴の顔はよく見てるからな、描きやすかったぜ」 イル「嬉しいなあ、この絵大事にするよ」 キル「や、止めろよはずいだろー」 ルー「……(なんだこの緊迫した空気は)」 ヒソ「……(イルミは怒らせると大変だしね◇まあ今は大好きな弟くんに描いてもらってご機嫌みたいだけど)」 ゴン「……(オレ、針刺されなくて良かった……)」 ヒソ「次は……そうだな、モデルはルーシャにお願いするよ◇」 ルー「へーい」 [前] | [次] 戻る |