The words of a song



妄想論

画面の向こう 輝く世界
絵空事に思いを馳せて
そんなものは空想 分かってる
ページの中の ベタな事件
予定調和のハッピーエンド
どれもこれも幻想 知っている

もし魔法の杖があったとしたら
いらないだなんて言えなくて
こんなものは偶像? 手を伸ばす
振りかざして 呪文唱えて
それで、きっと、
救われる誰かがいるの

ステップジャンプで進んでいって
想像の向こう側を
真実の汚さはカバーして見ればいいから
今、君の目を塞ぐリアルを
壊すから進んでいって
私が描く妄想論へ


画面の中に 入れなくても
まぁでも案外世界はね
「事実は妄想よりも奇なり」だから
「苦しいことも 辛いことも
いつか終わる」⇒夢物語?

もし勇者の剣があったとして
捨てるだなんてできやしない
そんなことも幻想? 握り締め
振りかぶって振り下ろして
それが、たぶん、
報われる何かになるの

1、2の、3で歩けばいいの
空想の向こう側へ
現実の汚さもフィルターかければいいから
今、私の目を奪うスリルを
突破して止まらないで
君が魅せる未来像を


物語のように親切な道標なんてない
モブだろうと主人公だろうと
同等に一ページ目で舞台退場する世界で
でも、描いた理想を忘れないで
望んだ自分を諦めないで
消える前に 消してしまう前に


ステップジャンプで進んでいって
想像の向こう側を
真実の汚さはカバーして見ていいから
今、君の目を塞ぐリアルを
壊すから進んでいってよ
今も、世界も、越えて

夢物語を歌えばいいの
絵空事も語ればいいの
ちょっとイタい発言にだって「夢」を見せてよ
今、私の目を奪う世界で
幻想なんかじゃ止まらない
君が魅せる未来像を

止まらない空想越えて
歯止めない想像吐いて
意味のない幻想描いて
ありえない偶像掴んで

           こうふく
そして生きてくの 私の 妄 想 論




友人のMが書いた歌詞。
私が書く小説のオタクの女の子をモデルに書いてくれたもの。


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