暗闇からの救出(ネヅミ)

※わたくしの捏造ネヅミから妄想してくださいました。





周りの人たちは常に誰かといて
とても楽しそう
充実した学園生活
これぞ青春時代の醍醐味というものだろう
それに比べ僕は、?
僕の周りには誰もいない
いつもひとりで、
ノートとペンと参考書

人付き合いが嫌いなわけじゃない
話しかけられたら普通に返してるつもり
…話しかけらること自体少ないから
それが普通なのかもよくわからないけれど

勉強は嫌いじゃない
嫌いじゃないからする事がない時は大抵勉強している
それがいけないのかな…?
でも話し相手のいない状態で
なにもせず席に着いているのは、つらい
なにをすればいいのかと考えて
いつも同じ所に行き着く
勉強しかないじゃないか

そんな僕にいつも誰かといて
誰とでも親しくしてる
根津銅八郎、が話しかけてくれた
しかも一緒に勉強しよう、って

最初話しかけられた時は
冬休みなのになんでここに来るの、とか
閉館の時間だから出ていけ、って言われるのかと思った
(資料室でやっていた時に言われた言葉だ)
けれど彼の言葉はどれでもなくて
僕がいつも望んでいた言葉だった
その言葉に僕は図書館だということも忘れ
はしゃいでしまった
嬉しい、うれしい、うれしい!
そうか、そうだったんだ
「一緒に」「勉強」すればいいんだ!
そんな簡単なこともわからないくらい人と距離を置いていたのかな

ありがとう、
簡単だけれど
とても大切なことを教わったよ
根津銅八郎、根津くん、根津ちゃん
…根津ちゃん、
みんながそう呼ぶことのない僕だけの呼び方
根津ちゃん、
僕は君に感謝してる
ありがとうと言葉にしても
何のことだと言われて
終わりそうだから態度で示すね
だいすき
だいすきだよ、根津ちゃん
いつかこの気持ち、伝わればいいな

(憧れの好意はいつしか)





こんざい、都市琉ちゃんより)