最近なんとも忙しい日々を送っている。なぜなら、いろんな隊のお手伝いに駆り出されているからだ。この私が!なんでも、私の考える作戦が好評らしい。へへ…照れる。けどまあ、日番谷隊長の部下である私の評価はそのまま隊長の評価につながるわけで、そう思うと私はもうこれからの生活スキップオンリーでもできそうなくらいテンションがあがるのだ。まあ無理ですけどね!
そんなわけで私の仕事は、お茶くみと任務と事務処理(の邪魔)から、お茶くみと任務だけという理想の仕事になったわけだ。今やだめであほな名字は笑われるのではなく、十番隊のみなさんに微笑ましく見守られるくらいの位置までのぼりつめたのだ!


「たいちょう!あの、六番隊の任務いってきますね!」
「あっ待て名字っ!!」


執務室に一言いってから行くように言われてるからいつもどおりそうすると、日番谷隊長に呼び止められた。…い、いや昨日の報告書はちゃんと書けてるはずだし。なんかミスった記憶は…あ、漢字間違え…?あああこんなことだったら強がらないで五番隊の人に書いてもらえばよかったあああああ


「名字、お前死神になれてよかったって言ってたよな」
「え?あ、はい」
「あの時十番隊で働けてよかったって言ってたよな」
「はい…わ、私なんかやりましたか?」


日番谷隊長はそうじゃねえよ、とゆるく首を横に振った。なんとなく今日の隊長は元気がないなあ、と思った。…何か仕事に失敗したとか?いやでも、隊長に限ってそんなまさか。だけどなあ。もしそうだったとしたら、隊長を元気づけるのは私がいいなあと思ってしまうわけで。


「私、今でもずっとそう思ってますよ!隊員のみなさんと、その隊長の背中の十をずっと守っていきたいなあって思ってるんですよ!!」


ぎゅっと拳をつくりながらそう答えると、さらに隊長の顔がくもる。…よっぽど何かあったとしか思えないというか。日番谷隊長はまわりを不安にさせないようにか、何があってもこんな顔はしない。初めてみた顔で、なんだか私もざわざわした。いやな予感。でもそんなまさか、だってあれから結構たってるし、さすがにそんなことな


「………お前に異動の話がきてる」


ありました。





101204

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