全くふざけてんのか。ふざけてやがんのかこの詐欺師めがこのやろ。できることなら溜まりに溜まったこの鬱憤をあのスカした面にぶちこんでやりたいのは山々ではあるんだがあの全てにおいてそつのない詐欺師はそんなもの丸っきりかわして鼻で笑ってくるに違いない。ついでにあの陰湿な反撃で俺を叩き潰そうとするに違いないんだマジで性格悪ぃー。あの他人を小ッ馬鹿にする勝ち誇った眉の角度に何度腸煮えくり返らされたことか、あれ何回だったっけ多すぎてマジで覚えてないんですけど。飽きもせず飽きもせずことあるごとにきっちりしっかり俺らをシメてくれるもんだからカウントする気も失せるんだよねどうもごめんね。とりあえず言えんのは少なくとも俺はもうそんなお前に捻り潰されるのに飽きましたという話。
その詐欺師に輪をかけて腹が立つのは絶滅危惧種の馬鹿正直の小娘であって。ファンタジー上等の理想論にはもう散々辟易させてもらったけど未だにあの子それを捨てやしない、後生大事に持ってやがるから鬱陶しい。そんで俺が懇切丁寧にレクチャーしてやるゲンジツの非情さに傷つけられて苦しむ。そこにかの詐欺師が飛んでくる以下エンドレスループ。ああくっだらねぇマジで福永不快ぃー。二人揃いやそれこそ大量破壊兵器的悪質さを以てして俺ら一般人が薙ぎ倒されるんですよ、ついでに約数名の化け物級の嘘つきも巻き込まれてるみたいだけどそれについてはざまぁ!要は味方にしても不愉快は不愉快だけど敵にするのはひたすら無謀、そういう奴なんだろねあの絶滅危惧種。ふざけんなよ。
ああ小娘についてもういっこ、なんであの子はああも容易く他人に手ぇ差し伸べるかな笑いかけるかな。訳分かんねぇ。
あの詐欺師はどうもそこんとこに惚れ込んだらしいからまた更に訳分かんねぇ。つまりあれかあいつら二人して救いようのないお馬鹿さんな訳?そうだったら溜飲下げてやるんだけどな。しかしそう考えるとそんな馬鹿に嵌められる俺って何よ、アイデンティティを根底から揺るがしかねないおっそろしい問題が提示されそうなんで強制終了。
まあ何はともあれそんな危険人物二人に囲まれた健気な俺つまり福永としては保身のためあの二人の排除を切に祈っている訳なのです。なあもうお前ら隔離されちまえよ馬鹿は馬鹿同士。例えばほら役所届けて名字一緒にしちゃってさ、罪なき一般人が迂闊に接触してカワイソーな目に合うのを避けさせてやるとかさ。一生二人で暮らしちゃってお互いがお互いをのさばらせてそのまま死ぬまで出てこなきゃいいんだよ、俺としてはその様をどっかの高見から悠々見学させてもらってせいぜい笑わせてもらう気満々なんであしからず。
そん時にはあの詐欺師はスカした面歪ませて決まり悪い顔になって馬鹿正直はいつかみたいにわんわん泣くんだろーね。それから二人して緩みきった馬鹿みたいな顔で笑い合うんだろ。幸せになるんだろう。知ってんだよ。
ああマジでくっだらねぇ。









Title:舌
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