2011/01/29 05:10

※「好きな人のためじゃないと魔法が使えない帝人君」というお題で、遊帝!





ジブリでは、空から女の子が降ってきた。ドラえもんでは未来人、アンパンマンは空から町の皆を助けにくる。つまり夢と希望と美少女、つまりは"萌え"は空からやってくるのだ。
そんなわけで俺のもとにも……

「僕をあなたの恋人にして下さい!でないと僕、魔法が使えないんです!!」

空から魔法使いがやってきた。



「ゆまっち、その子……」
「俺の嫁っす!」
「はじめまして、遊馬崎さんの恋人です!」
「君、男の子だよね?」
「はい!」
「……ほお(ニヤニヤ)」
「俺の嫁で変な妄想しないで下さい」
「シテマセン」
「なら、俺の目を見ていって下さい」
「シテマセン!!」
「?」



「んで、つまり、この子は……」
「帝人です!竜ヶ峰帝人」
「帝人君(以外みかぷー)、魔法使いの見習いで、でも魔法が使えない、魔法を使えるようになるためには誰かと恋人同士になる、愛は世界を救う、そういうことね?」
「そうっす!」
「……信じてくれますか?」
「勿論、そのての話は大好物だから」
「大好物?」
「……聞き流していいっすよ」
「え?はい」
「んで、晴れて恋人同士になった二人なわけだけども、魔法は使えるようになったの?みかぷー」
「……」
「ん?え?」
「そこちょっとデリケートな部分なんで触れないであげて下さいっす」
「……なってないわけね」
「うぅう、はい」
「何で使えないんだろーねー(思考中)あっ、二人はもうチューしたの?」
「え?」
「手繋いだの?」
「は?」
「恋人同士みたいなことしたの?例えばセッ」
「狩沢さん?純粋無垢な俺の嫁に何を言おうとしてるんすか」
「えー、恋人同士なんでしょう、いいじゃん別に!」
「ダメなの!」
「あの……その、チューして遊馬崎さんと本当の意味で恋人同士になれるなら、僕」
「……ブハッ!!」
「…………(何この可愛い小動物、可愛い!)」
「遊馬崎さん!鼻血が!」
「気ニシナイデ下サイ」







……あれ?魔法使い関係ねぇー。

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