2010/12/31 12:35

年末ということでかくし芸大会を開くことになったデュラメンバー。
帝人君を含めた来良組はなにをするか最後の最後まで悩んでいる。
「あっ、手の甲の骨部分を避けてボールペンを突き刺すことなら得意だよ!」
「帝人、陽気なかくし芸で頼む」
「流血沙汰はいくないと思います、竜ヶ峰君」
「自動的にその被害者が僕になるんでやめて下さい、先輩」
「あえてそこを選ぶあたり、青葉君に対しての悪意を感じるよね」
「恐(……恐ろしい子っ!)」

そんなところに現れたオタコンビ。
「おっと、現役高校生組がお揃いで」
「かくし芸大会の打ち合わせっすか?」
「えっ若干一名、現役ではない俺がいるんすけど……ちょっとー聞いてますー?あのー」
なんとなく気まずい地雷を踏んでしまったオタコンビは、正臣をスルーすることにした。
「なんだまだなにするか決めてなかったんだ」
「……はい、なかなか意見がまとまらなくて」
「私たちは園原先輩が脱げば一種のかくし芸になるっていったんですけどー」
「悲(笑顔で『絶対、嫌』っていわれましたショボーン)」
「それは園原先輩が正解だよ」
「俺はバンドしようぜっていったんすけど」
「……嫌だ」
「こいつ(帝人)が楽器センス皆無なんすよー」
「帝人先輩、歌は上手いのにねー」
「謎(帝人先輩の音楽感覚がわからない)」
「小学校の時のこいつのリコーダ演奏は伝説になったくらいだからな」
「あぁ、だから音楽の授業はとらないんですね……」
「そんな所も可愛いです、先輩」
「マゾ葉は黙ってろ(にこっ)」
「……はい」
「親友のこういうところはみたくないよな」
「お気持ちお察しします」
そんな来良組をニヤニヤ顔で眺めていた狩沢嬢に「ニヤニヤのしすぎて顔面崩壊してるっすよ」とドン引きのゆまっち。
いいことを思いついたと半ば強引にゆまっちを引き寄せて、耳打ちする狩沢嬢。その内容にゆまっち自身もニヤニヤしだし、最終的には「狩沢さんGJ」「DA★RO★」と異様なテンションを晒す二人。
オタコンビにされるがまま、かくし芸大会の準備をはじめる来良組。
そして当日。
「僕やっぱりやりたくない……」
「帝人、奇遇だな、俺もだ」
「先輩、奇遇ですね、僕もです」
「えー何がそんなに嫌なのよー」
「嫌なことはたくさんありますが、あえて一番をいうなら衣装ですかね」
「私の力作よ!みよ、あの女子三人を!」
「女子については狩沢さん、GJ」
「杏里のニーハイGJ」
「だしょ!(`・ω・´)」
「でも問題は男子です、何故ヅラ、何故ミニスカ、何故女装」
「それは三人とも男の娘の素質があったから!」
「先輩可愛いです、ハァハァ」
「女装している分いつもより腹立たしさが倍増だよ、青葉君」
「見た目は女の子が『ハァハァ』いってる姿は異様だな」
「いや萌えるわよ」
「……もう恐いです狩沢さん」

(※ちなみにゆまっちは撮影班です)
女装少年三人+女子の来良組がやるは、AKB48のものまね。
なんという私得。
途中、狩沢さんによって細工された杏里ちゃんの衣装がはだけ、まさかのポロリもあったとかなかったとか。

ちなみに出番の終えた来神組の来良組AKB48ものまねへの反応。
「こんな日のためにMIX(ヲタ芸)を練習してきた俺に死角はなかった!みきゃどくーん!」
「あの三人の胸、なにでつくってんのかな」
「新羅、気にするところがズレてんぞ」
「ねぇ静雄、あとで帝人君のさわってきt……なんで赤面してるの?」
「……うるせぇ」
「まさかシズちゃん、女装帝人君に照れてるの!?なにそれ気持ち悪い!シズちゃん、気持ち悪い!そんな汚れた目で可愛い帝人君をみないで!」
「このなかで一番汚れてんのはお前だよ、興奮すんな」
「さすが臨也気持ち悪い」

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