2010/12/25 21:25

12月25日 クリスマス当日の遊馬崎邸
「どこもかしこもクリスマスクリスマス、街中にリア充があふれかえってるっす」
「はいっ!」
「どいつもこいつもイチャイチャイチャイチャ、街中にいるリア充全て爆発しろ!」
「はいっ!」
「帝人君、君もそう思いませんか?」
「思います!」
「どうせ妬み、あぁそうさ!リア充消滅しろ!」
「消滅しろ!です」
「うわぁああぁあぁ帝人君、慰めてほしいっす」
「はいっ!(さっ)ケーキ持って来たんで一緒に食べましょう」
「わぁ、持ってきてくれたんすか?」
「買い物のついでにと思って」
「こんなに大きいケーキなら狩沢さん達とも食べられるっすね」
「あっ遊馬崎さんの分は僕がとりわけます」
「一番大きいのがいいっす!」
「はい、どうぞ」
「いっただきまーす……美味しい!久しぶりにケーキ食べたっす」
「じゃあ僕も、いただきます」
「(もぐもぐ)それにしても荷物いっぱいすね、何の買いだしにいってたんすか?」
「えっと、その」
「ん?」
「これを……遊馬崎さんに」
「俺に?くれるんすか?」
「お店でたまたま、遊馬崎さんに似合いそうなやつを見つけたので」
「おぉ!ダウンジャケット!」
「クリスマスプレゼントということで」
「嬉しいっす、あっでも俺プレゼントなんにも準備してないっす(しょぼん)」
「いやいや、いいんですよ、僕が勝手に準備しただけなので」
「いやー、でもー」
「あっじゃあ、こうしましょう」
「えっ?」
「この後の洗い物を手伝ってもえますか?」
「そんなんでいいんすか?」
「はい、それだけでものすごく助かります」
「じゃあいっぱい手伝います!なんでもいって下さいす!」
「とりあえず今は、ケーキ食べましょうか?」
「はい!」






実は同じテーブルにいた他のワゴン組メンバー。
「なんでこいつらイチャイチャしてんだ」
「遊馬崎がクリスマスに一人は寂しいっていうから、わざわざ来てやったのに」
「なんであいつらだけ先にケーキ食ってんだ、俺腹減ってるんだけど」
「まじで超絶帰りたいんだけど」
「ダメよ」
「あ?」
「私達にはあの二人の恋の行方を見守るっていう使命があるんだから」
「とかいってビデオカメラ回してんのは何でだ」
「とりあえず鼻血をふけよ、狩沢」
「涎ふけよ、狩沢」
「落ちつけよ、狩沢」
「手離せよ、狩沢」
「帰らせよ、狩沢」
「はっ!もしかしてここで二人で抜け出してデートに行くつもりね!」
「「ねーよ」」









このあとの彼らの予定は、遊馬崎邸でしばらくたむろって、池袋で一旦帝人と別れて、ワゴン組は遊馬崎と狩沢の買いだし巡り、帝人は杏里正臣と合流。
夜になったら岸谷邸でパーティーです。
なんというリア充。

comment (0)


prev | next

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -