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だいすき、



「サボっちゃったね・・・」

罪悪感のかけらもない柔らかい笑顔で微笑む隣人はこのうえなく幸せそうだった。対して俺は罪悪感と自己嫌悪でいっぱいだ。
いつものように昼食を屋上で食べていたとき。いつものような晴天に見守られていつものようにたわいない会話をしていつものように帰るはずだったのに。

「次さ、サボろうよ?」

俺とこいつの身長差のせいもあったかもしれないけど、こういう時の上目遣いは本当反則だと思う。


そんなこんなで5限をサボって屋上で緩い雰囲気を過ごしているわけだけど、何をするわけでもなくてただ本当に座ってまったりしてるだけ。こんな空間さえ楽しいと思ってしまうのはもう本当にこいつに惚れてしまったんだ、と思って開き直るしかない。

「・・・夜久、」

だからといって恋人と誰もこない静かな空間で二人きりだなんて、俺だって男なんだから何もせずになんかいられない。

「なに?」

最初からこうなることをわかってたんだよ、とでも言わんばかりの猫目をつり上げた笑顔で夜久はにやっと笑った。
その整った輪郭に手を伸ばす。柔らかい、風になびく茶色の髪をもう一つの手で抑えて夜久の体を支える。白い、同じ運動部か?ってくらいの細くてきれいな、でもやはりリベロだからところどころアザをつくった手が俺の首にするっと回る。この時の夜久はいつもエロい、なんて思ってしまう。

「キス、していい?」

「ヤダって言ってもするんでしょ?」

「まぁそうだけど。」

ゆっくり、ゆっくり唇を重ねる。ふわっとした感触が唇を占領する。閉じられた目を縁取った長い睫毛とか、やっぱり白い肌とか。すべてが好きだ。全部、俺だけのものに、なってくれたらいいのに。そんな独占欲が湧いてしまうくらいに。

唇が名残惜しく離れていく。夜久はゆっくり目をあけるとにこっと口角をあげた。

「好きだよ、だいすき。」

ふわふわとどこか飛んでいってしまいそうな柔らかい笑顔で好きだなんて言われたら。あぁ、もう知らねぇぞ?

「俺のほうが好きだよ、馬鹿」



だいすき、
(優しいキスもぜんぶぜんぶ)



大菅は清らかな感じでちゅっちゅきゃっきゃだけど黒夜久はなんかえろちっくなイメージがあります。黒夜久ください
タイトル恥ずかしくて爆発しそうです





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