狗狐世界設定 | ナノ


唯我の治める「炎狗族」、七星の治める「炎狐族」の両家がある。
この両家は古来より対立関係にあり、決して相容れることはない。
唯我は両親と共に炎狗族の正統な血を引く。が、遡稚の父親は炎狐であるため、同じ母親の胎内で同時に育ったものの、彼だけが狐の血を引いてしまう。
七星は母親と共に炎狐族の派生一族である「闇狐族」の出身であるが、父親が炎狐の長であったため、それを受け継ぐ形となった。故に事実上、闇狐族は根絶、七星はその最後の末裔となる。
遡稚の父親は紛れもなく七星の父親と同一人物であり、白銀の姿をした妖狐であった。
まとめると、唯我と遡稚は異父兄弟、遡稚と七星は異母兄弟ということになる。
七星の実子である八雲は、闇狐の姿をとっているものの、その存在は神に等しい。
その理由は、彼女は七星と、炎狐族の信仰する稲荷神との間に生まれた子であり、世継ぎではなく稲荷神の跡継ぎだからである。
炎狐族の繁栄には稲荷神の存在が必要不可欠であり、現在の稲荷神の力が弱まってきているため、急遽八雲を作る形となった。



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