「ねぇスネイプ、一緒に勉強しない?」

「絶対嫌だ」





即答すると、ナマエはわざとらしく両頬を膨らませた(河豚かお前は)。





「2人でやった方が絶対効率いいってば!」

「僕はそうは思わないが」

「だって私は薬学苦手だし、スネイプは飛行術苦手でしょ?だから教え合えば完全無欠!非の打ち所無しでしょ?ねっ、ねっ!」





ずい、ずいっと、距離を詰められ思わずたじろぐ。なんなんだ。だいたい飛行訓練なんて勝手にやったらどんな罰則を受けるか
…と言うか、物凄く近い!近い!今にも鼻が触れそうだ。慌てて顔を背けるも、頬に感じる熱視線が痛い。それに、顔が異様に暑い。息が、苦しい。しかしナマエは構わずさらに距離を詰める。

つぅ、嫌な汗が背中を滑った。





「ねぇ、スネイプってば!!」

「っわかった!分かったからそれ以上僕に近づくな!!」

「いやったぁー!」





ふたつの欠陥品
(合わされば)
(最強最大の武器になるのです!)





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