※限り無くぬるーいエロチシズム








ふわり、額に感じた違和感に目が覚めた。薄暗い視界で、そっとその違和感に触れてみれば、ふにっと柔らかい感触。あぁ、これは





「ナマエ、」

「あ、ごめん、起こしちゃったね」





犯人はシーツに身を包んだナマエ。さらけ出された肩と、とろりとした瞳を見るかぎり、きっと彼女も寝起きだろう。ちらりと見た時計の針は午前三時。

掴んだままだった手を引き寄せれば、彼女は難なく私の腕の中におさまった。そのまま数時間前の跡にそって唇を落とすと、恥ずかし気にはにかんで身をよじるナマエ。伝わってくる体温はとても心地好くて、じわりと全てを包み込まれる。





ああ、夜よ、どうか明けてくれるな。





朝を閉じ込めてこよう
(全ての柵から逃れたこの空間で)
(永遠を過ごそう)





1109>>>title:joy