ある晴れた日の休日。

セブルスから初めてのデートのお誘い。いつもと違う白いシャツにスラックスのセブルスと珍しくスカートを履いてみた私。小洒落た、紅茶の美味しいオープンカフェで二人きり。柔らかく指した日差しが、何とも心地良い。

カラリ、カラリ。グラスの中の氷が舞った。




「静かで、紅茶もケーキも美味しくて…、よくこんなところ知ってたね」

「…このくらい普通だ」





ぶっきらぼうにそう言って、ディンブラのアイスティーを飲み干すセブルス。普通だなんて、思ってないくせに。





「"普通"、ねぇ…」





私、知ってるんだ。貴方の書斎の一番下の鍵付き引き出しに、男性が買うには恥ずかしい見出しの最新マグル雑誌が一杯入ってることを(付箋も一杯貼ってあった)。そこにこのお店が載ってたことも、全部知ってる。





「クスクス」

「…何がそんなに面白い」

「ふふふ、ごめん。何でもない」







可愛いあなたの、可愛い提案
(さて、次は何処行くの?)










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