「僕は、君が好きだ」





あぁ、とうとう言われてしまった。
リーマスが私を好きだと言うのは、何となく気付いてた(女の勘ってやつ)。その時からこの瞬間が来るのを恐れてた。





私は"友達"としてリーマスがスキ。リーマスは"異性"として私がスキ。それはとても似ているけれど、全く違う感情。





「なまえの気持ちを、聞かせて欲しい」





止めて、そんな真っ直ぐな目で見ないでよ。今から、私は貴方を…大切な、貴方を…。





「…やっぱり、駄目かな。」

「あっ、」





傷付けてしまう。怖い。お願い、貴方のそんな顔、見たくないよ。





次の瞬間、私は―





ごめんね、今から嘘つくよ。
(私も、好きよ)
(傷付けるのが怖かったのか、傷付くのが怖かったのか、)





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