体を包み込むシーツに身を預け、朧気な意識に溺れて行くこの時間。





浮かんでくるのは、みょうじの笑顔や言葉や眼差しで、他の事は何一つ思い出せない。
そんな自分に思わず自嘲の笑みが零れた。




年甲斐もなく、これ程までに一人の女に執着するとは何と馬鹿なのだろう。





―…たがしかし、それが不思議と心地よいとも、思ってしまうのだ。





べッドの中、君を想う
(また明日も、私はなまえに会いたい)





0613>>>title:Aコース