今日こそアイツに見つからないように、本で顔を隠して気配を消していたにも関わらず、アイツはいつものように僕を見つけて、ニヤニヤと嫌な笑顔で隣に座ってきた(実に不愉快だ)。





「おはようセブルス・スネイプ君!今日は何の本読んでるの?」





無視。
こうゆう奴には無視が一番良い、とルシウス先輩が言っていた気がする。





「無視はよくないよ、セブルス・スネイプ君!」

無視無視。

「ほんと、愛想無しだよね」

……無視。

「そんなだから友達できないんだよ?」

「――っ!大きなお世話だ!!」





とうとう我慢できなくなり思わず声を張り上げれば、すかさず監視員から雷が落ちた。周りの視線が一気に僕へと注がれる。




"お前のせいだ"と、アイツをギロリと睨めば、勝ち誇ったような笑みで返された。





「図書室では静かにしなきゃダメだよ、セブルス・スネイプ君?」





The urge to kill was heated
(いい加減にしろ!)
(だから静かにしなきゃ駄目だってば)



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