今日こそアイツに見つからないように、本で顔を隠して気配を消していたにも関わらず、アイツはいつものように僕を見つけて、ニヤニヤと嫌な笑顔で隣に座ってきた(実に不愉快だ)。 「おはようセブルス・スネイプ君!今日は何の本読んでるの?」 無視。 こうゆう奴には無視が一番良い、とルシウス先輩が言っていた気がする。 「無視はよくないよ、セブルス・スネイプ君!」 無視無視。 「ほんと、愛想無しだよね」 ……無視。 「そんなだから友達できないんだよ?」 「――っ!大きなお世話だ!!」 とうとう我慢できなくなり思わず声を張り上げれば、すかさず監視員から雷が落ちた。周りの視線が一気に僕へと注がれる。 "お前のせいだ"と、アイツをギロリと睨めば、勝ち誇ったような笑みで返された。 「図書室では静かにしなきゃダメだよ、セブルス・スネイプ君?」 The urge to kill was heated (いい加減にしろ!) (だから静かにしなきゃ駄目だってば) 0903>>>title:[Hiver] |