「またやられたの?」





私がクスクス笑うと、セブルスは何とも不機嫌な顔になって小さく舌打ちをした。





「痛そうね」





病的に白い肌に出来た無数の傷をそっと撫でると





「…大したこと無い」





そう言いながらセブルスは傷だらけの手で私の手をそっと退けた。





「やられたらやり返せばいいのに」

「そんな無駄なことはしない」

「セブルスの意地っ張り」

「…煩い」





そう言って彼はソッポを向いた。(意地っ張りなのは自分でも自覚しているらしい)
其にしても、今回は何時もより傷が多い。何故こんなに酷いことを平気でできるのか…。グリフィンドールが聞いて呆れる。セブルスをこんなに傷つけて…、苛々する。





「よしっ!」





そう呟きながら勢い良く立ち上がると、そっぽを向いていたセブルスが怪訝な顔で私の方を見た。





「決めた!セブルスの代わりに私が彼奴らに仕返しする!」

「なっ!お前「大丈夫っ!私に任せて!」」





Who is it that launched a beacon of treason?
(打倒ポッター!)
(…はぁ)





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