「ナマエ、腕…」

「へ?」





セブルスに指摘された腕に視線を移すと、肘から手首に掛けて、パックリと切り傷があった。





「うわっ!何これ!」

「…気付かなかったのか」

「だって痛くなかったし…」

「痛くないわけ無いだろう」





ため息混じりにそう言うと、セブルスは薬品棚から小瓶を持ち出した。中には表現し難い色をした液体が入っている。





「我輩が調合した傷薬だ。有り難く思え」
「あ、ありがとう」





私が御礼を言うと、少し口角をあげてフッと笑った。





It's carried off by a weasel's slash
(セ、セブルスが優しい!)





0918>>>title:[Hiver]