「…何処へ行っていた」

「へ?」





いつもより少し遅れてセブルスの私室の行けば、物凄い剣幕で詰め寄られた。あっという間に壁際に追いやられ、逃げ場はない。





「何怒ってr「何処へ行っていた」」





私の言葉を遮って、セブルスは先程よりも強い口調で言い放った。





「…ルーピン先生のところ」

「ルーピンだと」





あからさまに不機嫌な顔になり、眉間の皺が増えた(だから言いたくなかったのに…)。





「…我輩との約束より、ルーピンの方が大事か」





先程とは打って変わって凄く悲しそうな声を出すもんだから、キュゥと胸を締め付けられた。少し俯いた彼の頬にぞっと手をやれば、私の手にセブルスの大きな手が重なった。





「そんなこと無いよ、私にはセブルスが一番大事。でも今日は補習だったの、ごめんね」

「…ルーピンには余り関わるな」

「はいはい」





You who envied jealousy
(あぁ、こんなにも愛しい)





0916>>>title:[Hiver]