【第二章】星の咎人 編 −プロローグ−
殺し合いなんて世界、自分とは関係ないって思ってた。どこか遠い世界のことの様に感じていたことだから
「アハハ…アハハハッ!みんな私が殺してあげるわっ!」
江戸中に広まった殺人ウイルス
「このままじゃ江戸は壊滅しちゃいますよ…。」
自我を失い殺人衝動に駆られた人々の
「ねぇ、殺させて?」
無差別な殺し合い
「銀時、これは地球侵略だ…。」
光は赤に染まり
「ぎ、…銀ちゃん…嘘、だよね?」
大切な人さえも
「俺がお前を殺してやるよ。」
堕ちていく
「刀を握りなよ…私が殺してあげるから…。」
「…に、げろ…。」
「嫌だ嫌だよ、お願いだからっ…お願いだから死なないでよっ!」
ねぇ…誰か助けてよ
もう赤なんて世界、観たくないから
「…一人ぼっちは嫌、だよ…。」
どうかもう一度
私が
私たちが、望む光の世界を
星の咎人 編[
back]