青春
私は先生に呼び出されていた。呼び出し内容はきっとそんな良くない事だろうと女の勘が働く。なんとなく、テストについてだろうなーなんて思いながら滅多に使われない校舎の方へ向かった。

すると校舎の裏から声が聞こえる。声と言っても小さな悲鳴や溜め息。まさか中学生らしからぬ行動をしているのかと、興味を示したので先生の呼び出しそっちのけで行って見ることにした!わくわく!

「あれ越前くんじゃん」
「うわ、最悪」
「やだな〜偶然だよ〜!それで隣の女の子は誰なの越前くう〜ん!」
「これだから山田先輩とかに見られるとめんどくさいんだよね」

生意気な越前くんの頭を拳でグリグリしながら女の子をチラ見。ガン見は失礼だからね!

「それであなた越前くんの彼女さん?」
「えっ?!リョーマくんとは、そ、そんな関係じゃ、!」
「まさかこれからって感じ?」
「もう花子先輩は黙って」

真っ赤なラケットにきちんと張られてるガットで頭をぽんぽんされた。桜乃ちゃんという子によると、越前くんにテニスを教えてもらってたみたい。まあまだ越前くんに恋は早いものね!よかった!年齢イコール彼氏いない歴を更新し続けてる私が泣くところだった!

「やばい私先生に呼ばれてたんだった」
「今放送で流されてるの先輩のことじゃない?」

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