走る銅像、放課後のピアニスト、トイレの花子さん。学校にたくさんの"怪談"が集まる理由を知ってる?知らないか。君は逃げてるだけだもの。
学校の立つ場所がほとんど墓地の跡地ってのが一つだけど。学校は一種の結界なの。春夏秋冬同じ行事を繰り返して、子供達のエネルギーが溜まることで悪しきものをそこに閉じ込める閉鎖的空間になった、人口的でありながら自然的な結界。

「夏目くんにとって、ここは地獄のような場所だろうね」
「…そんなことないよ」

夏目くんがそう呟くと、不細工な声で夏目くんの"猫"がないた。

学校



「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -