「ここにボタンがある。これを押せば、一人の犠牲でこの星のすべての命を救える。でも、犠牲者は選ばない。誰かが犠牲になるのかもわからない。あんたならどうする?」
「なに、心理テスト?」
「うーん、そんなかんじ」
「…俺は押すね」
「ふーん。何で?」
「目の前の小より見えない大を救うのが俺たちの仕事だから」
「犠牲が誰だかわからないんだぜ?…もしそれが中尉かもしれなくても?」
「確立の問題でしょう。彼女かも知れない。でもそうじゃない確立の方が高い。この仕事をしている限り、俺は多くを救う方の選択をしなければいけない」

選択

でももしその犠牲が彼女だとしたら、俺は救われた世界を捨てて、彼女の後を追うけどね。

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