子供向け番組やクサイ青春漫画なんかでは、友達は気づいたらなっているものらしい。宣言せずとも自然になっているもので、強制されるものじゃない。私がユミと友達になったのだって自然とだ。小3のクラス替えの時彼女と席が隣になって、互いに気が合い、自然と一緒にいるんだと、そう思ってた。でも、彼女は違ったのかもしれない。セーラー服を赤く汚し、手に光る凶器を握った彼女は。床に転がるクラスメイトだったものを邪魔そうに踏みながら、彼女はかわいらしく口を開いた。

「私たち友達だよねだから嘘つかないでね離れないでねずっとだよ」
「うん、ともだちだよ。大丈夫、やくそくする」

ああ、ともだちってなんだっけ。

友情



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