滑らかで艶やかな肌に、赤く色づく体。つぶらな瞳はキラキラ輝いていて、その口は物欲しそうにぱくぱくとうごいている。近づけばふらっと寄ってくるのに、手を伸ばすとそっと離れて行く。自由気ままに生きていて、簡単に捕まりそうにはない。スルリとすり抜けては、俺の心に波紋を残して逃げて行く。まるで小悪魔のような彼女は、俺の心をつかんで離さないのだ。

「見てて俺、ドキドキするんだ。はっ!まさか、これが、恋!?」
「うん、鯉だね。何、食べたいの?」
「食えんのか!?」
「食べられるけど美味しくないらしいよ」
「ていうかこれの何処にドキドキする要素が…」
「やっぱり男子は最低です!」





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