どうにか体力が回復し、腹部の痛みが収まったので、先程沙織ちゃんがご臨終された経緯を皆に話した。

「事情はわかったよ。蜜柑。とりあえず、その構えやめようか?」
「シャアァァー!!」
シャアーじゃねぇよ
「はい、すみません」

私は透かさず土下座した。幸村様の台詞が赤い時はものすっごく怖いのです。こういう時は素直に謝るべし、これテストに出るから!
はぁ…やっぱり猫娘の威嚇ポーズの物真似は止めた方がいいか…。

「そういう問題じゃないと思うんじゃがな」
「ま、まさか、仁王くんも黒属性…!?」
「声に出とったぜよ」
「あらそうなの?」

いっけないわー。最近ついつい心の声と声に出してる時の区別がわからなくなってきたわぁ気をつけないとね。
てかさぁ、そんなことよりもさぁ―――

「そこで震えてる少年…処刑していいかな?
「!!」

一層、ガム少年の震えが大きくなる。その少年は透かさず幸村様の後ろに隠れる。幸村様の方を見ればとても素敵な笑顔だ。
チッ…幸村様を盾にしやがって…糞ッ!

「ダメに決まってるだろ?」
「なんでよ!」
「今の話からだと……ブン太も悪いけど、蜜柑の方が悪いんだよ?」
「う…」

た、確かに…いきなり周りを確認せずに5段跳びした私も悪い…悪いけどさぁ!あそこにガム少年が居なければ絶対着地成功してたもん…。うぅ…。

「蜜柑も分かってるみたいだね…分かってるなら、さっさと俺の奴隷になりなよ
「なんでやねん!?」

思わず、前のめりになって突っ込んでしまったじゃないか!こんな典型的な突っ込みをしてしまうなんて…っく…!

「まぁ、冗談はさておき…」
「冗談だったんかい!」
「うん、百分の一くらい」
「それほとんど本気じゃん!!」

というか、周りを見渡せば幸村様以外部室にはいなかった。いつの間に…いなくなったし…。

「後は赤也だけだから、もう皆練習に戻したよ?」
「あっ、ご丁寧にどうも」
「赤也は来てから紹介させるね」

部員は練習に戻ったようだ。赤也という奴はどうでもいいのだ(酷い)チッ…あのガム少年もうまく逃げやがって…!
部室に残っているのは幸村様だけだった。…ガム少年もいなくなって冷静になって気づいてしまったのだけど…。

「幸村様…今の今まで自己紹介してた人って…2年生なんだよね?
「よく気づいたね。そうだよ」
「じゃあさ…3年生は?

幸村様は少し驚いた表情になり、少し考えて…というか壁に話掛けた後に私の方に向き合って口を開けた。

「うーん…連載の都合上…というか作者の都合で出すの面倒だったみたいだよ?」
「メタいメタいメタいわ!!なにこの話!メタいお話なの!?キャラが作者と話しちゃだめでしょ!!そこらへん守ろうよ!」
「フフッ!そういう蜜柑が一番メタいと思うよ?」

もう、どうにでもなれ\(^p^)/
というか、自己紹介を丸々1話分使うって…自己紹介ってこんなに長いっけ?



自己紹介って大切。
(落ち着いたらブン太に謝るんだよ?)(う…はぁい)(よし、良い子。それじゃ、マネージャーの仕事についt)(あ!そこらへん大丈夫!大体の仕事は知ってるから!)(え?)(漫画で知ってるから!)(…ふーん、じゃお手並み拝見といきます)

―――――――――――――

自己紹介のせいなのか私の文才のせいなのか、今回はやけに駄文すぎました。
うぐぐ…台詞小説ごめんなさい( ˘ω˘ )


<<back| >>

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -