「ごめんね、待たせて。」
小走りで戻ってきたリリーの手には、
「それ!昨日私が図書室に借りに行った本!リリーも借りてたの?」
「違うわ、セブがね、あなたに渡してくれって。あなた達が友達だったなんて知らなかったわ!」
「え?誰?セブ?」
「何よ友達じゃないの?」
「うん全く。昨日ちょっと図書室で会っただけだし睨まれたのに!」
この本私に渡したってことはもう読み終わったから貸してくれるってことなのかな
それにしても、こんな分厚い本を1日で読み終えたのか!
「あの人、見た目によらず親切だね」
「セブルスよ、セブルス・スネイプ。前に話した私の幼なじみ」
それにしても、
「さ、食堂行きましょ」
って言ったリリーがちょっと嬉しそうに見えるのは気のせいかな
20100903