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眩暈を覚えたのは夏のせいだったか
ひらり。
暑さで頭がやられてやがる
現代のお伽話
だから――だから?
子供じゃないから言えなかった
ねえねえ、おねえちゃん。
刷り込みの恋
無邪気な顔してだましうち
気になるから気になる
だったらどうだって言うの
そんなことで世界は終わりやしない
べたべたに惚れ抜いてる
さわってもいい?
あいたい!
作品から飛び出してきたような
夢の中で生きたい
なれそめ
どうして君なの、どうして好きなの
分かってる何も言うな
思えばあなたの背中ばかり見ていた気がする
教えてくれないなら突き止めるまで
暗転して、反転して、逆転
いつかの未来まで
もしも、なんてバカげた仮定の話
これは目印なのだ
人生二周目君は泣きそうな声で答えた
もっと、全部、それ以上
「いまどきの魔法使いは」
まるで自覚がないんだからたちが悪い
忘れたと口に出したぶんだけ、相手の存在を刻むのに
なんでもいい、気の利いた言葉はないものか
おめでとうって言ったけどそれはうそだ
漫画みたいにうまくいくわけがないよね
だって完全に麻痺してるんだもの
もう手遅れじゃないの、あんなの
そう、その傷ついた顔
アンチ・ヒーロー
本当を言うと君を慕う連中はみんな嫌いなんだけど
がんばればがんばるだけ空回っている気がして
一番君のことを知っていても、君の一番にはなれない
二律背反こわい
ああだめだ、もうだめだ
待つのは飽きたよ、だから聞いてやらない
技ありっ!
自分で言うのもなんだけど今のはなかなか決まってた
見たい番組があるからごめんね
精神衛生上よくないんですよ
なんでこんなことになっちゃったんだろうなあ
す、す、す……すき、ありー!!









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