蝶々になりたかったおんなのこ
冷めた人形を抱く
それがわたしの運命だっただけのこと
ふしあわせなミッドナイト
どうかわたしを愛してくれたことを忘れないで
交わることのない心臓
あまいだけの夜
やさしい指先の裏側にはなにがあるんでしょうね
こどものままでいたかった
きっとわたしはすでに死んでいた
かわいいと口先だけで男は言う
一度でいいから安らかに眠りたかった
ゆめは死んだ
この世に神様なんていない
哀にまみれたわたしとあなた
絶望の淵で愛を知った
目には見えないあなたのこころと一緒に天国へ旅立てる準備はできているの
とろけたバスタブにて溺死
カラダがきれいな頃はしあわせだった
この平等じゃない世界のどこに楽園はあるのか



弱くて愚かなぼくをゆるして
ほんもののなみだ
最期までしあわせなときなんてあったのかしら
さよならをするには遅すぎた
きみを本当に愛していた

こころがほしいわけじゃない
愛されたいわけじゃない
ただぬくもりに包まれたかっただけ
生きてるって証がほしかっただけ
世界を敵にまわしてもあなたとしあわせになりたかった
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