続レンタル茶うさぎ:14
この体勢がいけない。
まるで強姦される女のように押し倒され、急所に雄を突きつけられているなんて。
尻のむちむちした谷間にうさぎの自身を挟まれる雲雀は、屈辱に顔を歪める。
その感触が、硬くあつい沢田の雄が如何に強力であるかを知らしめてくるのだ。
(うさぎのくせに僕の裏をかこうなんて、やるじゃないか…でも)
所詮は小柄なウサギの戯れ事。
雲雀は長い両脚を動かし、沢田綱吉を弾き飛ばす…
つもりだった。
「ん…っと!どしましたか??」
いとも簡単に雲雀の動きは封じられた。
それどころか、雲雀が暴れている、という事実にさえ沢田綱吉は気付いていないようだ。
「…離せって言ってる」
凄みのある低い声で告げる。
並盛に住む町民ならばいっぺんで震え上がるはず…
だが、やはり茶うさぎはただ者ではないようだ。
「俺は離しませんよ!!だって俺のことレンタルしたのは雲雀さんですもんっっ」
裏の見えない、瞳孔が開いたままの笑顔を弾けさせる沢田綱吉。
さっきと変わらない笑みに見えるが何かが違う。
「えいやっ、」
「!!?」
雲雀の太ももは限界までガパリと左右に広げられる。
「や…やめろ………」
入念に施されたマッサージはこの為にあったのか。
雲雀はようやく知った。
節々がとろけていて力が入らないのだ。
レンタル茶うさぎ