続レンタル茶うさぎ:12
茶うさぎがズボンの隙間からぷるんっと取り出したのは、彼の愛らしい外見におよそ似つかわしくない黒々とした凶器であった。
一般的にうさぎは万年発情期とか、意外に精力旺盛とか言われているが、正にその噂通りの立派な性器だ……
(う…――――嘘……………)
沢田綱吉の可愛らしいちょこんとしたモノを優しく弄ってやる妄想ばかり脳内で繰り広げていた雲雀は些かショックを受けた。
(僕よりも大きい)
顔は大人しいうさぎなのに、下半身は驚くほど男らしいのだ。
反り返るほどに勃起し、筋を立てて脈打つソレ。
ギャップに萌える、とかそういう域を遥かに超えている。
ちゅくちゅく、水っぽい音を立てて、茶うさぎは恥ずかしそうに自らの性器を扱いて見せ、ゆっくりと動き出す。
つ、…と雲雀のまるみに触れる硬い肉色の胴。
そして、ここに来て雲雀はようやく、身に迫った危機に気が付いた。
沢田綱吉の準備万端の凶器の前に、鎮座しているのは雲雀のまるい尻のみ―――
下着一枚のみを纏った無防備な尻だ。
「ま…待ちなよ。まさかお注射って…お注射って、きみが僕に、するつもり、なのかい…?」
問えば、
「ええっ、そ、そうですよ?初めからそう言ってませんでしたっけ、ひばりさん」
困ったように笑う、あどけない沢田綱吉。
裏腹に、どくり、と脈動した雄の先端から透明の雫が細く零れ落ちた…。
レンタル茶うさぎ