続レンタル茶うさぎ:10

マッサージが始まって二十分経過…。

ベッドの上では、並盛を支配する最強の少年が忘我の域に追いやられていた。

「…は……、ぁ……、」


ぶるぶるぶる。
今は、引き締まった雲雀の小尻を茶うさぎが両手でもって激しく揉み上げている。

「く…、…」
「これは、尻あげと言って、普段重力と闘っている健気なひばりさんのお尻のお肉をいたわるマッサージです」

「このマッサージで、ひばりさんの桃尻がぷんっと、更に上向きに跳ね上がること間違いありませんっ、から!ふぅっ…」

テクニシャン沢田綱吉の御託など、今の雲雀にはどうでもよいことだった。

ぷいん、ぷいんと勢いよく何度も上に向けて叩き上げられる尻が揺れるのが、気持ちよすぎるのだ。

は、と切ない吐息を吐いて、この快楽をいつまでも味わいたいような、それでいて少し怖いような、そんな感情に揺れ動いていた。

「えーっ、と…もっとコリに効くマッサージにいきたいトコなんですが、ちょっとひばりさんには無理かも知れないですね…あの、休みますか?」

「…?」


(もっと、コリに効く?)

(もっと気持ちよくなる、のかい…?)


誘惑するような言葉と、『ひばりさんには無理』との屈辱的な一言が、雲雀の意地に火を点ける。


「別に…なんてことないさ。此処までしたんだ。最後までしなよ」

「っ本当に?」

素っ気なく言ったが、実際はからだのネジが全部外されてしまったかのごとくフニャフニャだった。

ほとんど、失禁寸前なくらいだ。

だが雲雀のプライドは、茶うさぎごときのマッサージに腰砕けになる自分など許さなかった。


「よ、よし!じゃーオレ!やります!!」




レンタル茶うさぎ

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