続レンタル茶うさぎ:1
ssにある【茶うさぎレンタル】の続編です。
馬鹿馬鹿しいです。
参考までに、今までのあらすじを
並盛で始まった謎のサービス、『沢田綱吉レンタルサービス』。
チラシに載った茶うさぎを好奇心でレンタルした並盛中学風紀委員長の雲雀恭弥は、なんと攻め気質であった。
可愛い茶うさぎ登場に、夜への欲望は高まるばかり。
果たして、レンタル茶うさぎは、風紀委員長に美味しく頂かれてしまうのか………!?
***
そうだ…。
こんな子だった。
自分が必要としていた子は。
キラキラとした大きな琥珀が無心に雲雀を見つめていた。
膝の上にある茶うさぎ沢田綱吉のからだは軽く、雲雀の殺伐とした心を柔らかい気持ちでいっぱいにしてくる。
(我慢できないな…)
がっつくなんて柄ではないが、きちんと料金を支払うからには、愉しませてもらう権利が雲雀にはある。
「ねぇ。お注射の件だけど――」
そう言うと弾かれたように沢田綱吉の目は見開かれた。
「え、あ…」
レンタルサービスに手慣れたうさぎと思いきや、可愛らしい頬が初々しく恥じらいに染まる。
「は、はい お注射、のことでなにか…?」
「ん。それって、夜限定なの?たとえばの話だけど、」
もし、夜まで待ちきれないなんて要望を受けたらどーする?
ピンクな耳元に囁くと、茶うさぎはふるん、と背を震わせた。
「えっと…えっと、雲雀さん、なら…。おれ、大丈夫です…」
(ちょっと、ちょっと―――)
心中で雲雀は肉食獣さながらにがっつきたい気分だった。
(たまらないね…このうさぎ…)
***
レンタル開始
レンタル茶うさぎ