拷問ごっこ :52(t)
長い前髪の中から突き刺さる少年の恨みがましい目線が、貫かれた衝撃のせいでかき消されてしまった。
「……あぁ…」
開ききった蕾で自分の雄を迎え入れてくれる恭弥の、『信じられない』と言いたげな表情が好きだ。
ひくひくと収縮する太ももとふくらはぎ。
同じように、綱吉の自身を差しこまれた胎内もどくどく振動している。
「きょうや、大丈夫?」
綱吉の肩に痛みが走る。
爪が食い込んで、目の前の恭弥は、黙って息を整えて。
「これくらい、全然…はぁ……っ?!や…、」
下から軽く腰を揺らすと必死にしがみついてくるのが可愛らしくて、綱吉もぎゅうと抱き返す。
「な…動ける?」
「あたりまえでしょ」
眉が一瞬歪んだが、恭弥は強がる。
綱吉の性器を後ろで咥えたまま、恐々、揺すられる柳腰。
「んあ、っク、」
まぶたを伏せて寡黙にお尻を振る媚態に、綱吉の雄がまたしても大きくなった。
**
2011.7.22
拷問ごっこ