拷問ごっこ :49(h)


文句を言うだけ無駄だと恭弥は分かっていた。
それでも言わずに居られなかった気持ちを察して欲しい。

ビキニパンツなんて脆弱なものに、急所の保護を託さねばならなかった悲しみを。

「………ッ……」

案の定、手のひらは容赦なくパンツの中で這いずっている。

恭弥の太もものはざまに吸い込まれるように伸びた左手が性器をむんずと掴み、後ろから回った右手は、すぼまりと双丘を弄んでいる。

今可能なのは、声を押し殺すことのみ。
綱吉の指技に歓喜する恭弥自身の雄が憎らしかった。

「はっ…」

スムーズにくつろげられたスラックスのジッパーの間からドロドロになった綱吉の自身がそそり立って。
血管を浮かべて息づくソレから目をそらすも、指を挿入された菊門は意志と裏腹に脈動した。


***


2011.7.18





拷問ごっこ

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