拷問ごっこ :47(h)
それに気をとられたからだろうか。
根性で起き上がってきた首が無理矢理にくちびるを重ねてきた事に、まんまと驚かされてしまった。
「はゥ、ん」
綱吉の異様なまでの熱い息遣いにこちらまでおかしくなってしまう。
(人間ってこんなに温もれるの?)
「、ゃ…、待ちな、って」
自分の立場分かってるのかい、
叱られてるくせに。
そう切れ切れに言い聞かせても、もはやこの大人は聞く耳を持たない。
「んぐ!」
ねっとりと絡んでくる舌に口腔内が犯される。
逃げを打ったがそれは生き物のごとく動き回って、恭弥の舌先を捕らえてしまった。
「ふ、…ん…んんん」
密着している下肢と下肢が擦り合わさる。
綱吉に引きずられて硬くなった恭弥の自身に、綱吉の雄が乱暴に押し付けられる。
「!!」
甘い攻撃に、か細い少年の体躯がびくんと反り返った。
(このひと…!!だめだ……、このままじゃ)
離れようと、シーツに両手をつき体勢を整えようとした時―――
『むぎゅっ』
「はぁう!?」
むっちりと、力強く。
片方の尻肉を掴む手のひら。
***
2011.7.16
18歳ひばりの10分天下
拷問ごっこ