拷問ごっこ :46(h)


考えなしの生意気な三十路男をついに懲らしめる時がきたのだ。
忘れていた恨みが恭弥の中で静かに再燃している。

凶器を勃起させて苦痛を訴える様子を見ると、おのずと勝ち誇った気分にはなるが…


如何せん、まだしおらしさが足りない。


(今度は僕が拷問を仕掛ける番ってことだよ)

綱吉にはしっかり着込ませたまま、恭弥は下肢に黒のビキニパンツのみを纏って再び座りなおす。

「あんな不潔な薬無くても、あなたを狂わせることなんか簡単なのさ。僕にかかればね、」

女豹のように綱吉に覆い被さり、その喉仏の目立った首にかぷりと柔らかく噛み付いた。
ここをチュッと吸われるのに弱いのをよく知っている。

「は――、じょ、…上手に、なったね……」
「仕込んだのはあなたでしょ」

一方的に責めていると、動きも知らずのうちに大胆になるものだ。
綱吉の高ぶりが、次第に次第に、跨る恭弥の腰の奥に熱を伝えてくる。

(ちょっとだけ…きもちいいかも知れない)

だらしなく、先走りの滲む綱吉の中心。
彼のお気に入りのスラックスがすでに彼自身の体液で台無しだ。


「…ク、……も、ちょっ……勘弁して…!」


敏感になった膨らみにぐっと身を沈ませてやると、艶めいた呻きが鼓膜を震わせた。





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2011.7.15


恭弥くん女王様





拷問ごっこ

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