曇天13


「どうして、そんなの持ってんの」

俺がローション持ってるのが不可解なのか雲雀さんは急に素に戻った。

「ねぇ…」

どうしてって、初めてシた時、雲雀さんの後ろがあんまり引き締まってて、なかなか入れなかったから用意したんだ。

「じぶんで買ったのかい、っ…、ァ……?!」


瓶の口を傾けると、桃色の液がたらたらっと白い皮膚を汚す。
生々しく息づく秘所を人工的な芳香で味付けしてやるのは、少しゾクッとくるものがあった。

「つめたいんだけど」

「自分で買ってないです…ジャンニーニって知ってますか?」

粘着質なローションでぬめる性器を捕まえる。
変な触り心地。

「しらないよ…」




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5.1






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