おまけ(寒い日の温まり方)
バタン!!!!
「ユーリー!名無し起きたー?もうそろそろご飯食べないと本当に宿を出る時間が来ちゃ………!?」
『「あ」』
突然後ろで大きな音がなるものだから、思わずそれまで閉じていた目をパチリと開けて後ろを振り返ると
そこに居たのは、顔を真っ赤にさせて立ち尽くしているカロルだった。
「う、う、うわああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
「あ、おい!?」
『カロル!?』
そんな私達の呼びかけも虚しく、バタバタとカロルは走り去る。
「なんだ、ありゃ」
『カロルの顔、真っ赤だったね』
「はは、だな」
私達は顔を見合わせて笑った。
(少年、名無しちゃん起きてた?)
(うん?うん、なんか、温まってたんじゃないかな……うん)
(は?うん?なんて??)
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ありがとうございました!
20121124.haruka
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