
私にウルトラボールを渡したのは青と白色の宇宙服を身に纏っている男女二人組だった。
「今のがポケモンバトルか・・・とはいえ作ってみたボールも問題なく動作してポケモンを捕獲出来た。いやそうじゃない!お前の強さがわかった!」
「ねーねーダルスどうするの?」
ダルスという青白い肌に紫色の髪の男性は顎に手を当て考え込み、ふとこちらを見た。
「なるほど・・・それがZクリスタルか」
私が腕に嵌めていたZリングとZクリスタルを見ると頷き、少女は「わぁ!Zクリスタル」と目を輝かせた。
「Zクリスタルは試練を乗り越え手に入れると聞いた」
『はい・・・私はアローラ地方にて島巡りをしていました』
どうやら私がいた(ポケモン)世界について詳しいらしい。
この人達もウルトラホールにのみ込まれて異世界にやって来たのだろうか。
彼らは両手で四角を描き挨拶をしてくる。
今のはアローラの挨拶を真似てやったのだろうか?
「確かこういう時はアローラというのだな。科学の力で解決するおれらと違って・・・自分の力で解決とは立派だといえるかもしれない・・・」
「あたしアマモ!あなたは凄いよね!」
小柄で青白い肌の少女は笑顔を見せる。
「おれはダルスだ」
長身の紫色の髪の男性はダルスというらしい。
『初めまして・・・私は』
「ユウナちゃんだよね?私達探してたんだよ」
『どうして私の名前を・・・』
「あのね、あたし達ウルトラ調査隊なの!あなたの使っていたボールは凄い科学力で作られたんだよ!あたし達Zクリスタルとかオーラとか調べてるの!」
『ウルトラ調査隊?』
「はしゃぐなアマモ」
頭を傾げると彼らは話を始めた。
「ウルトラビースト・・・ウルトラホールの向こう側・・・ウルトラスペースと言われる別世界の生き物だ!おれらの世界には光がない・・・ウルトラビーストの一種らしきネクロズマに奪われたのだ」
『・・・ネクロズマ』
一瞬だけその姿が脳裏に浮かび上がった。
ウルトラネクロズマとは何処かで出会ったような気がした。
「いずれこの世界の光も奪われるだろうな・・・いつまでも終わらない日食のように」
「ネクロズマはねとっても凄いの!光を操って暴れてでも不思議な光もくれたの」
「おれらの科学力でもネクロズマを完全にはコントロール出来ないのだ・・・」
「ポケモンを戦わせるユウナちゃんは凄いよ!だけど・・・」
「案ずるなアマモ。フレア団の力を借りる。コスモッグを使ってウルトラホールから頼れるポケモントレーナーを送り込みネクロズマに挑み倒す!そのためにネクロズマを制御するための装置をアクロマという科学者につくらせた!」
『アクロマ様に!?』
意外な人物の名前に私は思わず声を上げてしまった。
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