「ドカグイイ!!」 


アクジキングは誘惑の森を破壊し、その場にいるホーミーズ達を掴み巨大な大口に放り込んだ。


「「「ぎゃああァ!!?」」」

「助け・・・っ!」


グシャグシャ


モグモグと次々とホーミーズを捕食し始める。

腹部にとてつもないほどの大口を持ち、さらにその口からは竜の首のように鋭い牙口がある2本の舌が伸びている。
UBの中でも特に異形さが際立つ容姿をしていた。


コードネーム「GLUTTONY(暴食)」の通りに、口に放り込められる物なら何でも喰らい尽くすほどの悪食で、起きている間は常に目の前にあるものを有機無機問わず口の中へ放り込み続けている。
ビッグマムすら可愛く見える無限の食欲っぷりだ。


『アクジキング!』

その名を叫ぶと巨大な大口を持ったウルトラビーストはこちらを振り向いた。
身長は5.5m、重さは888kgある魔獣は巨大な大口を開き叫んだ。


「ドカグイイ!!」



タイプは悪、ドラゴンタイプ。
莫大なHPを持っているが防御と特防が低く、フェアリー4倍の弱点を持っている。
素早さも遅く、自身でトリックルームを張れない。


私はモンスターボールを3つ宙に投げた。

『出て来て!ディアンシー、アシレーヌ、オーロット!』

「ディア」

「アシェッ」

「オーロッ」

ディアンシーは岩、フェアリータイプ。アシレーヌは水、フェアリー。オーロットは草、ゴーストタイプのポケモンだ。


『オーロット!やどりぎのタネ!』

「オーロッ」

オーロットの足元に種を植え身体に巻き付かせる。
これで種を植えた相手のHPの1/8をターンごとにそのまま吸収出来、動きも封じることが出来る。


まずはオーロットでアクジキングの気を逸らし、その隙にディアンシーとアシレーヌのフェアリー技を食らわせ体力を減らそうと考えた。

「ドガグイイッ!!!」

アクジキングはオーロットに対してかみくだくを放って来る。
鋭い歯で敵を噛み砕き、相手を攻撃する技だ。

「オーロッ!?」

オーロットはゴーストタイプを持っている為効果は抜群だ。

『オーロット・・・っ!』

傷ついたオーロットを一旦後ろに下げ、やどりぎのタネで体力を減らし動きも鈍くした。

その隙にディアンシーとアシレーヌに技を指示する。

『ディアンシー、ムーンフォース!アシレーヌ、マジカルシャイン!』

「ディア!」

「アシレ!」

ムーンフォースは月のパワーを借りて相手を攻撃する神秘の技。
マジカルシャインは虹色の光の束を放って全体を攻撃する技だ。

「ドガグイイッ!!?」

悪、ドラゴンタイプに効果は抜群だ。
かなりの体力を減らし、アクジキングは弱りきっている。


ーーー今が捕獲チャンスだ!


私は鞄からハイパーボールを取り出した。本当はウルトラボールを投げた方が捕獲率が上がるのだが私はウルトラボールを持っていなかった。

『ーーーっ!』

ハイパーボールを投げようとした瞬間、
「これを使え!」と誰かが私に対してボールを投げてきた。


『え・・・っ!?』

慌ててボールを受け取るとそれはウルトラボールだった。

『どうしてウルトラボールを・・・』

「いいから早くアクジキングの捕獲を!」

私は小さく頷き、ウルトラボールをアクジキングの身体に当てた。


巨大な身体はウルトラボールの中に入り何回か左右に揺れた後にポンッ!と音が鳴り響いた。

無事にアクジキングを捕獲出来たようだ。

『ゲット出来た・・・っ!』

「やったね」

「良くやった」

私がウルトラボールを手に取ると何処から現れたのか奇妙な姿の二人

ーーー人間離れした青白い肌に青と白色の宇宙服を身に纏っている男女はこちらに近づき微笑んだ。


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