ルフィさん達と別れた私は宙にモンスターボールを投げた。


ピカッと光を放ち中から現れたのはリザードンだ。
強い相手を求めて飛び回る習性があり、高い飛行能力を備えている。
その口から放たれる炎は岩石ですら燃やし尽くしてしまう程の威力だ。


「ガゥルルッ!」

『お願いリザードン!私を誘惑の森まで乗せて行って!』


リザードンの背中に飛び乗り、勢い良く空を飛ぶ。
ビッグマムの本拠地「ホールケーキアイランド」を中心に34の島が点在しており、それらを34人の「大臣」達が治めている。
その海域の総称がトットランド(万国)だ。


海を越えてしばらく空を飛ぶと崩れたホールケーキ城が見えてきた。
まだあの場所にはビッグマム海賊団の息子達や傘下達が大勢残っているだろう。


一旦リザードンの背中から飛び降り、崩れたホールケーキ城の傍にある首都スイートシティの様子を見に行くとビッグマムの息子のモンドール様とタマゴ男爵
ーーーではなくニワトリ伯爵の会話が聞こえてくる。


『ーーーっ!』

見つからないように慌てて木の影から話を聞くことにした。

「妙だな麦わら達の船の位置情報が入って来ねェ・・・!!ナワバリウミウシ達は何をしてる!?石を投げりゃウミウシに当たる程の警備網に影も見せず航行するなど不可能!!」

どうやらナワバリウミウシが機能していないらしい。
ペコムズさんはペドロさんが自爆した話を聞いたようで泣きわめいていた。

「おごる王者は足をすくわれる!!!万が一にもママの名を汚さぬ様ナワバリの最終局面にも力ある艦隊を配備すべきでアムール!!」


タマゴ伯爵はルフィさん達をかなり警戒しているようだ。
カカオ島に深夜1時までに行かなければサニー号にいるナミさん達と合流することはできない。


ーーーそれまでにアクジキングを捕獲しなければ!


私はビッグマム海賊団に見つからないように気を付けながら急いで誘惑の森へと向かった。


『ーーーっ!』

誘惑の森の大地は割れ、樹木は薙ぎ倒され、ホーミーズ達はアクジキングに捕食されたのか姿が見えなかった。荒れ果てた森を見た私は呆然と立ち尽くした。

『・・・そんな』

酷い有り様に絶望していると森の奥から巨大な生き物が姿を現した。



「ドカグイイ!!」 



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