ルフィさんはサニー号へ行くための鏡を叩き割った。

『ーーーっ!』

私の身体は壁に叩きつけられ餅で動きを封じられている。
腰に装着しているホルダーからモンスターボールを取ろうとしても餅がくっつき手が届かない。


ーーー・・・ポタリ…ポタリ



『・・・え』

頭から血が流れてきた。
先程勢いよく壁に叩きつけられた際に頭を打ったのだろう。


ぼやける視界に対して舌打ちするとルフィさんとカタクリ様は睨み合い声を上げた。

「おれはお前をブッ飛ばす!!!」

ルフィさんが声を上げるとビッグマムの部下達は「何をふざけたことをっ!!」「誰にモノを言ってやがる!!」と野次を飛ばす。

「カタクリ様は懸賞金10億5700万ベリー」

「3将星最強の男だぞ!!!」

破格の強さだと豪語する部下達に対してカタクリ様は止めるように手を横に差し出した。


「お前は危険だ・・・麦わらのルフィ。無謀ながらビッグマム海賊団にここまでの攻勢を仕掛けた者はそうはいない。ここで逃がしたらお前は更にママの脅威になるだろう。しかし実力で言えばお前はおれの遥か格下。今の内に始末する」

「おれは負けねェ!!!」

「上には上がいることを教えてやる」

「うぉぉ〜〜〜!!!ゴムゴムのォ!!鷹銃乱打!!!」

ルフィさんはゴムの腕を伸ばしてカタクリ様に対して武装色硬化で放つJET銃乱打を放つが、カタクリ様も同じようにモチの腕を増やし、殴りかかる。

「・・・少し違うか?この方が効率的だろう!!!」

「うわあああ!!!」

「「「「「ギャーーー!!」」」」」

「「「カタクリ様エゲツねェ!!!」」」

『ーーーっ!』

ルフィさんの叫び声に顔を背ける。
まさに上位互換のような強さに圧倒される。

「・・・言ったろう・・・能力的にもお前に出来ておれに出来ない事はない。速さも力も全てお前が劣っている」

「ゴムがモチに敗けるか!!ゴムゴムのォ!!鷹スタンプ!!」

覇気を纏い硬化した足で放つゴムゴムのJETスタンプの強化版を繰り出すがカタクリ様は素早い動きで攻撃を交わし、ルフィさんを蹴り飛ばす。



ゴォン!!



強烈な音と共にルフィさんの身体は鏡世界の壁に叩きつけられた。

『ーーールフィさん!』

叫ぶことしか出来ない自分に対して唇を噛み締めると一瞬だけカタクリ様と目が合ったがすぐに逸らされる。

「・・・・・次は力か・・・もう懲りろ」

「くそ!ゴムゴムの!!象(エレファント)!!!」

ルフィさんは大きく息を吸い噛んだ親指の骨の中に息を引き込むとゴムの腕が芯から膨らんで巨大化した。

「「「でっけーパンチ〜〜〜!!」」」

それを見たビッグマムの部下は驚き叫ぶ。

「銃(ガン)!!!」

だが、カタクリ様のモチの腕の方が遥かに大きく、ルフィさんの拳とぶつかり合う。

「「「カタクリ様のはもっとデケ〜〜〜!!」」」

「ぐぎぎ・・・ウゥ!!」



ボコォン!!



ルフィさんはカタクリ様の拳に吹き飛ばされ、壁に衝突した。
それを見たビッグマムの部下達は「「「「「ウオオオ!!」」」」」と歓声を上げる。

「これでいいのか?エレファントガン・・・!!」



『・・・・・ルフィ・・さんっ』

震える声で彼の名前を呼ぶ。

悲しみ、怒り、困惑、驚き…様々な感情が胸の中に溢れてくる。
零れ落ちそうになる涙を堪えようと唇を噛み締めるとビッグマムの部下達の下卑た笑い声が聞こえてくる。

『ーーーっ!』

涙目で睨み付けると私の視線に気づいたカタクリ様はこちらに近づいて来た。


恐怖から身体を強張らせ、逃げようともがくも身体に張り付いているモチが動きを封じている。

その時に、電伝虫が鳴いた。

どうやらカタクリ様のジャケットのポケットに入っていたようだ。

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