※フランペ視点


「ーーーッ!信じらんないッ!!」

完璧で世界一のおにー様が結婚ッ!!?

カタクリおにー様は、38人の妹全員の憧れの存在!!
全弟達からも憧れの存在のおにー様が結婚するだなんてッ!

「ーーーで?相手の女はどんなやつなの!?」

「は・・・はい!!フランペ様こちらです」

部下から手配書を貰い、見ると私より少し年上と思われるボブカットの少女の写真があった。写真まじまじと見ると手配書を破きかけた。

「なによッ!こんなブサイクな子と結婚するなんてありえないッ!!」

「・・・ですがフランペ様ッこの少女の懸賞金額」

「・・・・・は?」

破きそうになった手配書を改めて見るとその懸賞金額に言葉を失い欠ける。

「4億2千万ベリー・・・ッ!!?こんなおサルが!?」

懸賞金とは世界政府が海賊や革命家などの犯罪者にかけた、彼らを捕らえ政府に引き渡した時に出される賞金の事だ。

3億を超えると簡単には上がらないと言われている懸賞金額。
その金額がここまで上がっているということは相当な力と強さ悪さをしたということだ。

「ま・・・まぁ、カタクリおにー様やスムージーおねー様、クラッカーおにー様だってこのおサルより倍以上の懸賞金額だし・・・こんな女狐の金額なんて嘘よッでまかせよッ!!だいたい気味が悪い生き物を扱うんでしょ!?こいつが強いんじゃないの!その魔獣が強いのよッ!!」

「で、ですが・・・」

「うるさいッ!!!」

ぽいッと手配書を捨て、私は部下に対してフォークを突き立てた。部下はぎゃああと悲鳴を上げ始める。


その様を嘲笑いながら、口の中のガムを噛み始めた。

「おにー様は絶対に渡さないッ!汚らわしいめギツネ!見てらっしゃい」

ぷくーっとガムを膨らませ宙に漂う。


さて、どうしたものか。
式は明日。
今日中にあの女狐を始末するか。
いや、殺してはプリンから怨みを買う可能性がある。
半殺し程度で再起不能にし、明日の式には出席出来ないようにしてしまおう。


「私のシビレ針でね」

吹き矢を手に取り、私は魔獣使いの元へと向かった。


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