喜怒哀楽 | ナノ
(1/10)

「景ちゃん!今日部活ちょっと遅れるから宜しくねっ?」

「アーン?何処へ行くつもりだ?」

「ふっふっふ!そんなに芽衣のことが知りたいかね?」

「いや、知りたくねーから言わなくていい」

「えー?そこは知りたーい、って言うとこだよ!?」

「どうせ、課題出してなーい…とか言うんだろうが」

「け、景ちゃんが芽衣の真似した…変なのー」

「…お前のロッカーに入ってる菓子捨て「ごめんなさぁーい!!」」





一見、いつものように笑って騒いでいても
本当は…本当はね?泣きたいのを我慢していたりするんだよ。










(す、捨てないよねー!?景ちゃん優しいもんね!?)
(さぁな?お前次第、だな)
(お、お菓子が無くなったら芽衣…芽衣…)
(…どうするんだ?)
(どうやって明日を生きていけばいいのぉおー!?)
(さっさと用事済ませて来い、馬鹿)


<< BACK >>

「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -