喜怒哀楽 | ナノ
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「………っかー!やってられっかー!」

「え、ちょっと…!書類撒き散らかさないで下さいよっ!」

「…景吾の奴っ!書類渡すだけ渡して何なんだってんだ!
 あれか?絶賛放置プレイ中とか言っちゃいますかぁああーー!?」

「…会長は忙しいので仕方無いんじゃ……」

「もーう我慢ならん!びしっと文句言ってやらなきゃ気が済まんっ!
 あ、ついでに景吾の弁当で空腹満たして来ちゃうからよろしこぉ」





その場に残された少年は、酷い散らかり様に頭を抱えながら
会長である跡部に深く深く同情するのであった。










(これって、俺が全部片付けなきゃいけない訳?)
(今行くから待ってろよ、コノヤロー!)
(面倒くさいしこのまま放っておこうかな…)
(跡部の「あ」は俺への愛が無いの「あ」ー!ふっふーんっ)


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