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「………後どれくらいで外に出られるのかな」

「そろそろ出口に着いてもおかしくねーんだけどな」

「真帆!怖かったら俺の手握っていいよ、ほら!!」

「残念無念また来世ー。真帆の手はうちが握っちゃってますー」

「ねーねー、あそこにキノコ生えてるよー」

「本当だ!長ちゃん、あのキノコ食べれる?」

「えっと…あの紫のやつは駄目ですが、その隣の茶色いのは大丈夫ですよ」





延々と続く薄暗い地下道に息苦しさを感じてきているようだ。
ゆらゆら、と小さく揺れる松明の炎を頼りに足を動かした。









(あ、同じキノコでも日吉は食うなよー)
(え?ぴよちゃんって食べれるの?)
((((ぶはっ!))))
(……………)
(ぎゃ!おまっ…無言で技出すなよ!)
(そろそろ新技編み出そうと思ってるんですが)
(あっ…そ、そんなに動き回ったら危ないよ!)


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