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「おはようございます!行ってらっしゃいませ」

「あ、はい。お世話になりました」

「ピカチャーウ!」

「………あの、奥様」

「は…あ、あぁ…何や?(そう言えばそんな設定やったな)」

「ご家族で旅をされてると伺いました。どうかお気をつけて…」

「それ、誰から聞いたか教えてくれる?」





宿屋の人の口から出てきた名前に呆れながら宿屋を後にしたが
宍戸はどうもその設定がむず痒いようで、頭を掻きながら唸っていた。










(お前はほんま…いらんことばっか言うよな)
(き、聞かれたんだからしょうがないっしょ!?なぁ、岳人!)
(つーか宿屋の人、何言っても疑わねーんだぜ)
(千尋先輩が祖父だと言ったら本気で驚いてました)
(真帆ちゃんが長女で、芽衣は次女なんだよー!)
(…旦那様、ファイトー)
(ピカピー!)
(まじ頼むから勘弁してくれ)


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